カテゴリー
Subscribe Now

* You will receive the latest news and updates on your favorite celebrities!

Trending News
Rampsをはじめるきっかけ 

  目次1 日本からの電話2 日本行きを阻む香港政府のコロナ対策3 34歳のふわっとした夢…

Blog Post

文喫の「選書サービス」、全16冊の紹介とこのサービスが与えてくれる真の価値
Book, Business, Food, Lifestyle, Tech

文喫の「選書サービス」、全16冊の紹介とこのサービスが与えてくれる真の価値 

目次

前回までのあらすじ

僕の名前は未希諒。香港在住の35歳、サラリーマン。香港生活も早いものでもう3年が経った。

昨年の暮れに大学時代の親友、健太郎が亡くなってから人生について深く考えるようになり、その影響で文喫の選書サービスを利用する流れとなった。

健太郎と話していた夢の一つは、アルコールを単に飲んで消費するだけでなく、生産する側へと足を踏み入れたいというものだった。大学時代はサワーカクテル2缶で記憶を無くすほど弱かったが、社会人になってからたくさんお酒を飲む機会に恵まれ、最近では人並みに飲めるようになり、それこそ容易に手に入るアルコールは一通り飲んだ。その影響もあってか、次第に興味の矛先が製造過程、ボトリング、ラベルデザインなど、その他に広がっていき、世界中のワイナリーや蒸留所も20箇所ぐらい訪れたことを考えると、自分でもやってみたいと思うようになったのは自然な流れだった気もする。

「好きなことで、生きていく」ために第一歩を踏み出したい。その後押しが欲しいと訪れたのが文喫だった。

選書完了の連絡

数日前にお願いしてあった選書サービスの選書が終わったとの連絡をもらい、急いで文喫へ向かった。香港への帰国日に合わせて選書してもらう期間を短くしてもらい、5日間で選んでもらった。通常なら10日間要するところ、その半分の日数で選んでもらったため、「通常は行う絞り込みの作業をしてません」、との説明があった。それにも関わらず、在庫がなかった本は急いで追加発注をしてくれたり、スタッフ総出で選んでもらったりと本当に感謝しかない。

選書本の一覧

「選書した本は全て買っていただく必要はありません」とのことだったが、そのセレクションはよく熟慮されたもので、この中から何冊か削ぎ落とすという考え方には至らなかった。全部で16冊のセレクションは、大きく4つのグループに分けられていた。

  1. 今回の依頼(考え方)をまとめる本
  2. 実在する蒸溜所・ワイナリーに纏わるストーリー
  3. アルコールの基本
  4. 辞典でキッチンや蒸溜所にあったらいいな、と思われる本

グループ1:考え方をまとめたもの

このカテゴリーは、ヒアリングをする過程でスタッフさんが感じた僕の考え方や、選書した本のすべてをまとめるような本たち。このグループからは、2冊。1つ目は、建築家青木氏によるフラジャイル・コンセプト。何か新しいことを始める瞬間、それが次第に形成されていく感じが、ヒアリング時の僕の説明、話し方に似ていたのだとか。2冊目は、溶けるデザイン。これからのデザインを説いた一冊。

建築家の本を何か一冊入れたいなー、と思い、いま店頭に在庫ある中で未希さまに一番合いそうだなとお話した印象で思ったのがこのフラジャイル・コンセプトです。p112〜の話は文喫で選書をするようになって個人的にかなりぐっと来るようになりました。が、未來さまのお話を伺って、思い出したのはこの本の序章、pxiのあたりです。面白そうだな、というところから始めて、動き出す。建築の話ではありますが、この本はすごく面白いビジネス書のように読んでしまします。

未希さまの言っていたデザインとはちょっと違うかもしれませんが、IT系のお勉強をされていたとのことでそっちでロングセラーになっている面白い本を一冊混ぜました。インターフェイスがメインにはなっていますが、”日常に溶けるデザイン” を設計するためには日常で無意識にやる動作や見過ごしてしまうものを見直し、意識すること。若者にとってデザインは芸術というよりサイエンスに近い、という言葉が未希さまが「デザイナーの友達が多くて…」というお話を聞いたとき浮かんで、すごくしっくりきました。読み物としてすごく面白いです。

グループ2:実在する蒸溜所・ワイナリーに纏わるストーリー

グループ2は、僕が作り手の世界を見てみたいとお願いしたから、それに合わせる形で、蒸溜所、ワイナリーを営む経営者によるいくつかの書籍を紹介いただいた。

mitosayaの話を副店長にしたら教えてもらった本です。なのでちゃんと読んでいないのですがパラパラめくった時に目に入ったのがp187でした。ボトルの形から栓のこと、あのかわいいラベルについても書いていてどんどん読んでしまいました(仕事中に)まだ読んでなければ!

飲む、食べる、憩うが楽しめる場所ーワイナリーカーブドッチー

未希さまのお話を伺っていると、ウイスキーを樽ごと一緒に買ったお友達、ラベルデザインができるお友達、鹿児島旅行のお友達、香港での日本好きの方々…たくさんの「人」が登場してきたのが印象的でした。新しいお仕事(もしくは、ライフスタイル…?)がどんなものになっても、きっと集う人が楽しめる明るい場になるのだろうなぁと思い、「遊びに来てもらえるワイナリー」を営むこちらの本をご紹介します。


グループ3:アルコールの基本

グループ3は、そもそもアルコールとは?というカテゴリー。どんな種類があるのか、体にどのような影響を与えるのか、どのような料理と合うのか、などなど。街で見かけるアルコールボトルや料理のメニューの裏側を覗けた気分になる種類たち。

勉強本かと思うなかれ、もう序章からわくわくさせてくれる物語のある一冊です。食の棚に置いてて大丈夫かと思うほど元素化合物のカタカナがならぶページもありますが、読みにくくならないのは誰より著者がその化学反応を楽しんで伝えようとしているからだと思います。ぜひ!

The Noma Guide to Fermentation ノーマの発酵ガイドにコメントあり

The Noma Guide to Fermentation ノーマの発酵ガイドにコメントあり

日本人だからといって、日本の食文化の全てを知っているわけではない…。海外の方からの質問は、思いもよらぬところからとんできて、改めて聞かれると説明のできないことって多々ありますよね(私がそうです…)。自分自身の教養にもなり、かつ日本に興味を持ってくれた人たちに「もっと日本食を知ってほしい!」という気持ちにさせてくれる1冊です。

ジン興味が、とのことだったのでジャパニーズジン “季の美” の本です。お話しているときに思いつかなくて伺えなかったんですがもうご存知だったらすみません。京都発とあってラベルデザインやフレーバーがごりごりのクール・ジャパン、本も世界に向けているのを明確にしていますしそもそも経営もイギリス×日本です。mitosayaや嘉之助より更に国外(のみと言っても過言ではないくらい)に向けたブランディング、潔いです。お好みかはちょっとわかりませんが、ご紹介までに。

いろんなお見の具体例が載っているペアリング本。ノンアルコールカクテルやティーペアリングもちょっと載っています。p158のペアリングの理屈を深堀りしたような「酒とつまみの科学」という本も昔発売されていたのですが。いま出版社品切れで入荷できませんでした… この本は、とにかくお腹すきます。おいしいものとアルコールを用意して読んでいただきたいです。


グループ4:辞典でキッチンや蒸溜所にあったらいいな、と思われる本

グループ4は、理系の僕にピッタリのロジックを知る本たち。理系書などを手掛けているオライリー・ジャパン社の本を始めとする辞典のようなセレクション。

オライリーは理工書の出版社です。それが料理書出してるのぐっときませんか?酒蔵にあったらいいな本です。めちゃくちゃカッコイイですどっちも

オライリーは理工書の出版社です。それが料理書出してるのぐっときませんか?酒蔵にあったらいいな本です。めちゃくちゃカッコイイですどっちも

日本酒ペアリングの定番「日本酒ペアリングがよく分かる本」と新しいペアリングを考える実験的な「最先端の日本酒ペアリング」どちらもオススメですが、未希さまだと「最先端へ」の方が楽しんで頂ける気がします。

荷物にするには大きすぎるのでここで読んで頂くだけでも。もちろん積読するのは無理な厚さなのでパラパラめくってみて下さい。ペアリングの本です。飲み物というか、食全体の。かなり主観に寄った、ヒアリングの時に話した料理科学の本とは対極にある気すらする本ですがすーーっごく食への愛に満ちた本なのでどこ読んでもにこにこします。mitosayaのアルコールのフレーバーの面白さを見た時に浮かんだ一冊です。


「選書サービス」を使ってみた感想

誰かに自分の読む本を選んでもらうということ、確かに最初は懐疑的だった。自分のことは自分が一番良く分かっているし、ましてや自分の興味のある分野を誰かに聞くなんて自分の人生を誰かに預けているような気もして嫌だった。

でも、実際にこうして経験したからこそ言えることは、その考え方は間違いだった。自分のストーリーを伝え、それに対して客観的にアドバイスをもらう。さらには、そこから広がる世界の提案まで。これはなかなか日常生活の中で経験できることではない。職場の人もある程度自分のことを知っているし、友達なら尚更だ。だから、ときには自分のライフスタイル圏内から離れた場所に意識を持っていき、アドバイスをもらうという作業は必要だと感じた。アマゾンで人気の本ばかり読むのも良いが、それでは得られない経験がここにはある気がする。自分に合った本に出会いたい人は、文喫の選書サービスをオススメする。何よりスタッフさんが親身に話を聞いてくれるし、自分には気づかいない視点を常に与えてくれて最高だった。

最後に、選書サービスを利用して改めて気づかされたこと、それは人生は短く、自分で全てやろうとするより誰かに助けを求めて力を合わせ、前進する方が遠くへ行けるということ。ごく当たり前のことだが再認識する機会をいただいた。自分ではまず選ばない本のセレクションから興味がさらに広がり、人とつながり、あらゆる決断が人生が形作られていく。その化学変化を与えてくれるサービスは唯一無二の存在だと感じた。

冊数が少なくても注文ができるようなので、興味がある方は是非。 

Related posts

コメントを残す

Required fields are marked *